裏話どっとこむ

裏話どっとこむでは、仕事に関する知識や経験談などを多数掲載しております。意外と知らないあの職業の裏側や給料事情。口コミサイトや求人票には載っていない「社員のリアルな口コミ情報」などを掲載致しております。 また本当に稼げる副業情報や独立開業に向けた有益情報なども掲載致しておりますので是非参考にしてみて下さい。

裏話どっとこむ

MENU

イベントを企画して開催する方法と必要な資格|イベント主催時の注意点とポイントを解説

スポンサーリンク

 

イベントを主催するというのは、夢のようなことではありませんか?自分の好きなテーマや内容で、多くの人と楽しい時間を共有することができます。しかし、イベントを主催するには、ただ思いついたことを実行するだけではなく、様々な知識や技能が必要です。

 

例えば、イベントの企画や制作、運営、広報などのスキルはもちろんのこと、イベントに関する法令や規制にも遵守しなければなりません。また、イベントの品質や安全性を高めるためには、専門的な資格を取得することも有効です。

 

 

そこで今回は、イベント主催に必要な資格とは何か、どのような注意点があるのかなどを解説します。また、イベント主催の開催方法や法令・規制についても、ポイントをまとめてご紹介します。イベント主催に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

 

イベント開催に必要な資格とは

 

まず、イベント主催に必要な資格とは何でしょうか。実は、イベント主催になるために必須となる資格はありません。しかし、イベント主催の養成やスキル習得を目的とした試験や検定は存在します。その中でも代表的なものが「イベント業務管理士」資格試験です。

 

イベント業務管理士資格試験は、一般社団法人日本イベント産業振興協会(JACE)が実施している国内唯一のイベント業務者向けの資格制度です。この試験では、イベントの企画から制作・運営までに関する専門的な知識や技能を問われます。試験は1級と2級がありますが、受験資格にはイベントの実務経験が必要です。1級は5年以上、2級は3年以上の経験が必要です。

 

イベント業務管理士資格試験は、CBT方式(パソコンを使った受験方式)で行われます。問題数は100問で選択式です。試験時間は120分です。合格基準は点数70点以上です。「イベント業務管理士」資格試験に合格すると、「イベント業務管理士」の称号とバッジが授与されます。※また、「イベント業務管理士」登録者専用サイトへのアクセス権や会員限定セミナーへの参加権などの特典もあります。

 

イベント業務管理士資格試験に合格するためには、「イベント業務管理士 1・2級共通 公式テキスト」を参考にすることがおすすめです。また、JACEでは、「イベント業務管理士」資格試験対策セミナーも開催しています。これらの教材やセミナーを利用することで、試験に必要な知識やスキルの習得を目指すことができます。

 

 

イベント主催者の仕事内容

次に、イベント主催の仕事内容について見ていきましょう。イベント主催とは、イベントの企画や制作、運営、広報などを行う人のことです。イベント主催の仕事内容は、イベントの目的や規模、内容、予算などによって異なりますが、大まかには以下のような流れになります。

 

企画:目的やテーマなどを決める

イベントの目的は明確にしましょう。何のためにイベントを開催するのか、どんな効果を期待するのかを具体的に設定します。また、ターゲットもしっかりと絞り込みましょう。誰に参加してもらいたいのか、どんなニーズや関心があるのかを分析します。

 

さらに、KPI(重要業績評価指標)も決めましょう。参加者数や満足度など、目標とする数値を設定しておくことで、効果測定や改善策が立てやすくなります。

 

準備:予算やスケジュールなどを確保

会場は予算や規模に合わせて選びましょう。アクセスや設備も重要です。また、会場内で必要な備品や資料も事前に準備しておきましょう。プロジェクターやマイクなどは動作確認も忘れずに行いましょう。さらに、講師やゲストがいる場合は打ち合わせや依頼も早めに済ませましょう。

 

実施:当日の運営や管理などを行う

当日はスタッフ同士で連携を密にしましょう。受付や案内、時間管理など各担当者が自分の役割を果たすことが大切です。また、トラブルが発生した場合は冷静に対処しましょう。参加者には迷惑をかけないように、スムーズにイベントを進めることが目標です。

 

評価:イベントの成果や反省点を分析

イベントが終わったら、振り返りをしましょう。KPIをもとに、イベントの成果や課題を分析します。また、参加者からのフィードバックも収集しましょう。アンケートやSNSなどで意見や感想を聞くことができます。次回のイベントに活かすために、改善すべき点や継続すべき点を明確にしましょう。

 

イベント主催の仕事は、多くの人と協力しながら行うものです。そのため、コミュニケーション力や交渉力、リーダーシップやマネジメントスキルが求められます。また、イベントは常に変化するものです。そのため、柔軟性や創造性、問題解決能力も必要です。

 

イベント主催の仕事は、やりがいがある反面、責任も重いものです。特に、イベントに関する法令や規制には十分に注意しなければなりません。例えば、有料で公演や展示会などを行う場合は、興行許可を受ける必要があります。

 

音楽を使用する場合は、音楽著作権を払う必要があります。飲食物を販売する場合は、保健所から営業許可を受ける必要があります。屋外で火気を使用する場合や屋内で多数の人が集まる場合は、消防署から許可や届出を受ける必要があります。

 

以上がイベント主催に必要な資格と仕事内容についての記事です。イベント主催になるためには、「イベント業務管理士」資格試験などで専門的な知識や技能を身につけることが有効です。また、イベント主催の仕事は、多くの人と協力しながら行うものであり、法令や規制にも気をつけ遵守しなければなりません。

 

イベントの集客方法について

 

イベントの集客も重要なポイントです。どんなに素晴らしいイベントでも、参加者が少なければ意味がありません。集客方法は、主に以下のようなものがあります。

 

広告:Web広告やチラシなどでイベントを宣伝する方法です。ターゲットに合わせて媒体やメッセージを選びましょう。広告費用がかかりますが、広くアピールできます。

 

SNS:TwitterやFacebookなどでイベントを告知する方法です。タグやシェアなどで拡散効果が期待できます。無料でできますが、フォロワー数や反応率に左右されます。

 

イベント検索サイト:DoorkeeperやPeatixなどでイベントを掲載する方法です。イベントに興味のある人に直接アプローチできます。手数料がかかりますが、管理や予約も簡単にできます。

 

口コミ:参加者や協力者などからイベントを紹介してもらう方法です。信頼性が高く、効果的な集客方法です。ただし、コントロールが難しく、拡散力に限界があります。

 

以上がイベントの集客方法になります。イベントを開催するには、企画から準備、実施、評価まで様々な工程があります。それぞれの段階でポイントを押さえて、効率的に進めましょう。また、集客方法も目的やターゲットに合わせて最適なものを選びましょう。

 

イベント主催における法令や規制

 

イベントを主催するには、ただ思いついたことを実行するだけではなく、様々な法令や規制にも遵守しなければなりません。例えば、イベントの場所や広告、設備や運営、飲食物や廃棄物、コンテンツや個人情報などに関する法令や規制があります。

 

これらの法令や規制に違反すると、罰金や損害賠償などの責任を負うことになります。そこで今回は、主なイベント主催における法令・規制について種類と許可申請方法、対応方法をざっくり解説します。

 

まず、イベントの場所や広告に関する法令・規制について見ていきましょう。イベントを公共の場所で開催する場合は、道路交通法や道路法に基づいて使用場所や使用形態に応じた許可を受ける必要があります。

 

また、警察法に基づいて事故防止対策等のために管轄の警察署への事前相談も必要です。イベントを告知するための看板やスポンサー看板などの屋外広告物を設置する場合は、屋外広告物条例に基づいて屋外広告物許可申請手続きを行い、知事等から許可を受ける必要があります。

 

次に、イベントの設備や運営に関する法令・規制について見ていきましょう。イベントで舞台装置や大型モニター、ステージなどを設置する場合は、建設業法に基づいて施工を実施する業者が必要な許可を保有しているかを確認し、建設業法上求められる項目を規定した請負契約を締結する必要があります。

 

また、不特定多数の参加者が集まる場所での催事では、消防法や火災予防条例に基づいて消防署長への開催届出等の手続きが必要です。さらに、会場の警備を警備会社に委託する場合は、警備業法に基づいて当該認定を受けた業者を選定する必要があります。

 

次に、イベントで飲食物や廃棄物を扱う場合の法令・規制について見ていきましょう。イベントで飲食物の提供を行う場合や不特定多数を対象として調理食品の提供を行う出店店舗は、食品衛生法に基づいて営業許可申請手続きを行い、都道府県知事から許可を受ける必要があります。

 

また、イベントの廃材として木片やプラスターボードなどの産業廃棄物が排出される場合は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づいてこれらの産業廃棄物を適切に処理しなければなりません。

 

最後に、イベントで使用するコンテンツや個人情報に関する法令・規制について見ていきましょう。イベントで使用する映像や楽曲、キャラクターなどの著作物については、著作権法に基づいてその著作権について事前に権利処理を行っておく必要があります。

 

また、楽曲についてはJASRAC等の著作権等管理事業者が権利している楽曲を使用する場合には、当該著作権等管理事業者に届出を行うなどの手続きが必要です。さらに、イベント参加者から住所や氏名などの個人情報を取得する場合は、個人情報保護法に基づいてその利用目的等を通知または公表する必要があります。また、参加者の肖像が含まれる映像や写真などを広告などで利用する場合は、参加者から事前に同意書を取得しておく必要があります。

 

以上がイベント主催における法令・規制についてでした。イベント主催になるためには、様々な法令や規制を把握し、許可申請や対応方法を知っておくことが重要です。これらの法令や規制に違反しないように注意しながら、安全で楽しいイベントを開催しましょう。

 

 

まとめ

イベント主催とは、自分の好きなテーマや内容で、多くの人と楽しい時間を共有する職業です。しかし、イベントを主催するには様々な注意点が存在します。ゆえに主催者は自分の思い描くイベントを実現するために、知識や技能を誰よりも身につけることが重要になります。是非この記事を参考に素敵なイベントを企画してみて下さい。