裏話どっとこむ

裏話どっとこむでは、仕事に関する知識や経験談などを多数掲載しております。意外と知らないあの職業の裏側や給料事情。口コミサイトや求人票には載っていない「社員のリアルな口コミ情報」などを掲載致しております。 また本当に稼げる副業情報や独立開業に向けた有益情報なども掲載致しておりますので是非参考にしてみて下さい。

裏話どっとこむ

MENU

運転代行業は儲かる?仕事内容とは?|運転代行業で成功する方法と儲かる理由

スポンサーリンク

 

運転代行業をはじめて5年が経ちました。色々なお客様がいて、様々な経験をしてきました。そこで今回は、私が経験した運転代行業の全てを公開したいと思います。

 

 

運転代行業の稼ぎ方や、大変だった事、いい思いをしたことなど書きますので、ぜひ最後まで読んで下さい。また運転代行業の始め方についても触れておりますので、どうぞこの記事を参考にしてみて下さい。

 

運転代行業の始め方と仕事内容

 

運転代行業とは、飲酒や病気、観光などの理由で自動車を代わりに運転して、自動車を目的地に送るサービスです。白タクとは違い、運転代行業者はタクシーの営業許可を持っていないため、自家用車で運転します。

 

運転代行業者は、主に電話やインターネットで予約を受け付けています。料金は、距離や時間によって異なります。運転代行業は、飲酒運転を防ぐための有効な手段として、近年、特に地方で注目を集めているビジネスモデルとなっています。ちなみに、運転代行業を始めるには、以下のようなものが必要です。

 

・普通自動車第二種免許

・保険

・許可証

 

運転代行業を行うためには、普通自動車第二種免許が必要です。第二種免許は、普通自動車第一種免許を取得してから、3年以上経過し、一定の講習を受講することで取得することができます。

 

ちなみに第二種免許を所持せず代行運転を行なうと一発で免許取り消し処分となるので注意して下さい。車両は自家用車でもレンタカーでも構いません。あと必要なのは万が一の為の保険です。お客様の車両やお客様の怪我に備えるため、保険は必須です。運転代行業を行うための許可証は、警察署に申請して許可を受ける必要があります。

 

運転代行業の給料事情

まずはじめに、私たちの業界は収入が多い時もあれば少ない時もある、極端な業界です。先月40万稼いだのに、今月は20万にもならない、なんてこともよくあり生活が大変だったりもします。お金のことだけではなく、接客もこなさなければならないので、毎日清潔に低姿勢でお客様に接していかなければいけません。

 

特に、常連の方などに対しては、また利用していただくために、細心の注意が必要です。例えば、常連の方の中には酔っていて、どこに向かっているか分からなくなるという方もいます。それが毎回続くのですが、受け答えを間違えると怒鳴られたりします。

 

運転代行業の利益の出し方

 

運転代行の儲け方についてですが、まず1番大きいのはチップです。大体、1000円から多い時ですと5000円位もらえたりしました。次に大きいのは、スナックや居酒屋などのママさんや店長と仲良くなって、効率のいいお客様を回してもらうという部分です。

 

これについては、お客様を回してもらうだけではなく、目的地が遠いお客様をなるべく選んでもらっています。その理由は、代行は初乗り1000円位からで、1回、どんなに近い距離のお客様でも30分はかかります。そのことから、回数をこなすより、走行距離重視で稼いでいるのです。

 

最後に大きいのは、1メーターの単価をごまかす事です。1メーターは、うちの場合200円なのですが、これを言い訳(夜間割増や繁忙期割増等)を付けて50円から100円ほど上乗せする場合があります。特に稼げない日が続いた日などはメーターをごまかして帳尻を合わせます。ちなみにごまかして走った日は、トータルで3000円から5000円位利益として上乗せされます。こういった稼ぎ方で、多い時は40万位稼いでいます。

 

運転代行業が大変な理由

 

運転代行をしていると、接客の面でどうしても対応に困るお客様がいます。そういったお客様の対処法について詳しく、私の経験から説明できたらと思います。まずはじめに、最も対応に困るお客様は車で眠る方です。清算するのもままならない、10分経っても20分経っても降りる気配がない、何度起こしても起きないなど、本当に困ります。

 

とにかく、車から降りてもらわないことには次の仕事にも行けず、場合によっては次の代行のキャンセルということにもなります。こういった場合の対処方ですが、お客様が2人以上同乗してる場合、この人寝そうだなと感じたら、同乗しているお客様に頼んで一緒に送ってもらったりしてます。寝てしまいそうなお客様1人の場合は、とにかく会話をして眠らせない様にすることが重要です。最悪、警察を呼ぶなんてこともあり、若干お客様を選んで仕事をしてます。

 

代行業をやっていて良い事もありました。代行で隣の街までお客様を迎えに行った時のこと、店に着いたらお客様が一緒に飲もうと誘われました。運転をしないといけないのでお酒は飲めないですが、お付き合いしますというやり取りがあり、店に入って出された料理をごちそうしていただいたのですが、その時食べた物がスッポンだったので、食べ過ぎは良くないと考えました。

 

しかし代行を仕事にしてこういったことは、はじめてでしたし、何よりごちそうしていただいているので、食べないわけにはいかなかったので、鍋1つを食べました。お客様にもほめてもらいその日の売り上げもそのお客様だけで、1万円になったのです。

 

そういった経緯があり、そのお客様には常連になってもらい、たまに代行で呼ばれる時に食事をごちそうになっています。本当に様々なお客様がいて日々刺激的な毎日を過ごしています。

 

運転代行で働いて分かったこと

この仕事を通して、考えさせられることが色々あるので、仕事をしていても忙しいですが、毎日充実しています。誰にでもできる業種と言えば間違いはないのですが、ただお客様商売である以上ある程度のコミュニケーション能力は求められます。

 

例えば、お客様を乗せて会話をしている時、コミュニケーション能力の重要性を痛感したりします。そのコミュニケーション能力を高めるために、コンビニや本屋などに行った時、店員さんの対応を参考にして仕事でその対応を実践した時もありました。

 

そこで、感じたのは自分のスキルや知恵がお金になるということです。私は今34歳ですが、二種免許を取って13年位になります。二種免許を取った時はこの仕事をするとは思っていなかったので、あの時免許を取っていて良かったと今でも思います。これからどんな人生になるかはわかりません。免許1つでも、社会の中でやっていける物なので、興味がある場合は取得も考えてもいいと思います。

 

まとめ

最後に、この仕事をやってきて、はじめは夜間の仕事なので身体に負担がかかり疲れて余裕がなかったりしましたが、慣れていくにつれ仕事にやり甲斐を感じ充実した毎日を送っています。それから、お客様と顔見知りになり近場でバッタリ会った時など声をかけられ、世間話などするのですが、その行動が仕事につながったり広い意味では社会のお金の流れを作っていると考えると、この仕事をしていて良かったと思ったりします。しかし、稼ぐことが最も重要です。

 

色々な角度で、色々な方法でお金を稼いでいますが、最終的に必要になってくるのは、やはりこういった日々の積み重ねが重要になってくるはずです。メーターをごまかして、今日少し高くないですか、という具合になってもコミュニケーションを取って、すいません、夜間割増なんですよ。といったりしてその場をやり過ごす柔軟性や知恵が仕事では重要なのだと感じます。

 

幸いにも、この様な稼ぎ方でトラブルになったことはウチの会社ではありません。運が良い部分もあると思いますが、稼ぐには稼ぐだけの努力をしてきているという自信があるので、そういったトラブルも心配はありません。(他の同業者などは、メーターをごまかしたりして、警察を呼ばれたりしているみたいですが)結論になりますが、代行業に限らず、仕事で稼ぐというのは大変だと思いますが稼ぎたいならいかなる努力をしてでも稼ぐというのが、1番の近道だと思います。