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シーシャバーを開業する方法と必要な許可一覧|シーシャバーの開業に必要な手順と費用

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シーシャとは、水タバコの一種で、タバコ葉を水に浸したヘッドにセットし、炭で加熱して煙を吸うものです。ニコチンやタールなどの有害物質が少なく、リラックス効果が高いことから、近年日本でも人気が高まっています。シーシャバーを開業するにはそれなりのハードルがありますが、成功すれば大きな利益を得ることも可能です。

 

 

そこで今回は、シーシャバーを開業して自分のお店を持つ方法をご紹介していきたいと思います。シーシャバーを開業するには、ある程度の資金といくつかの資格や許可が必要となりますので、ぜひこの記事を参考にチャレンジしてみてください。

 

シーシャバーを開業する為に必要な資格と許可

 

シーシャバーを開業するには、開業届のほかにも、いくつかの資格や許可が必要となります。具体的には、以下で詳しく説明していきます。これらの資格や許可を取得するには、各自治体や関係機関に申請する必要があります。また、シーシャバーを開業するには、一定の資金も必要となりますので予め準備しておきましょう。

 

 

特定遊興飲食店営業許可

特定遊興飲食店営業許可とは、ナイトクラブやバーなどの特定遊興飲食店を営業するために必要な許可です。特定遊興飲食店とは、客に遊興をさせ、かつ、客に飲食をさせる営業で、風俗営業に該当するものを除くものをいいます。

 

特定遊興飲食店営業許可を取得するためには、次の手続きが必要です。

 

・営業所を管轄する警察署に申請書を提出する。

・申請書には、営業所の所在地、営業時間、営業内容などの情報を記載する。

・警察署による審査を受ける。

・審査に合格すれば、特定遊興飲食店営業許可が交付されます。

 

特定遊興飲食店営業許可の有効期間は、2年です。2年ごとに更新する必要があります。また特定遊興飲食店営業許可申請にかかる費用は、申請する自治体によって異なります。東京都の場合、特定遊興飲食店営業許可申請手数料は10,000円です。

 

特定遊興飲食店営業許可を取得していないと、バーの営業することはできません。また、特定遊興飲食店営業許可を取得していても、法律に違反する行為を行った場合は、許可が取り消されることがあり、場合によっては罰金の対象となりますので必ず取得しましょう。

 

食品衛生法に基づく飲食店営業許可

シーシャバーを開業する際は、飲食店営業許可も必要です。飲食店営業許可とは、食品衛生法に基づいて、食品を提供する営業を行うために必要な許可です。シーシャバーは、食品を提供する営業であるため、飲食店営業許可が必要です。飲食店営業許可を取得するためには、次の手続きが必要です。

 

・営業所を管轄する保健所へ申請書を提出する。

・申請書には、営業所の所在地、営業時間、営業内容などの情報を記載する。

・保健所による審査を受ける。

・審査に合格すれば、飲食店営業許可が交付されます。

 

飲食店営業許可の有効期間は、5年です。5年ごとに更新する必要があります。飲食店営業許可申請にかかる費用は、申請する自治体によって異なりますが、東京都の場合、飲食店営業許可申請手数料は約10,000円です。

 

シーシャバーを開業する際には、特定遊興飲食店営業の許可の必要性や、飲食店営業許可の必要性についても十分に確認しておくことが大切です。

 

深夜における酒類提供飲食店営業許可

バーを開業する場合、深夜における酒類提供飲食店営業許可も必要です。深夜における酒類提供飲食店営業許可とは、午前0時から午前6時までの時間帯に酒類を提供するために必要な許可です。

 

深夜における酒類提供飲食店営業許可を取得するためには、次の手続きが必要です。

 

・営業所を管轄する警察署へ申請書を提出する。

・申請書には、営業所の所在地、営業時間、営業内容などの情報を記載する。

・警察署による審査を受ける。

・審査に合格すれば、深夜における酒類提供飲食店営業許可が交付されます。

 

深夜における酒類提供飲食店営業許可の有効期間は、2年です。2年ごとに更新する必要があります。また深夜における酒類提供飲食店営業許可申請にかかる費用は、申請する自治体によって異なりますが、東京都の場合、深夜における酒類提供飲食店営業許可申請手数料は約10,000円です。

 

深夜営業を行うシーシャバーを開業する際には、深夜における酒類提供飲食店営業許可が必ず必要になりますので、内容は十分に確認しておきましょう。

 

消防法に基づく防火対象物使用許可

シーシャバーを開業する際は、消防法に基づく防火対象物使用許可が必要です。防火対象物使用許可とは、消防法に基づいて、消防法の規定に適合する状態であることを確認した上で、消防署から使用許可を受けるものです。

 

防火対象物使用許可を取得するためには、次の手続きが必要です。

 

・防火対象物使用許可申請書を作成します。

・防火対象物使用許可申請書を消防署に提出します。

・消防署による審査を受ける。

・審査に合格すれば、防火対象物使用許可が交付されます。

 

防火対象物使用許可の提出期限は、シーシャバーの開業日から30日以内です。防火対象物使用許可申請にかかる費用は、自治体によって異なりますが、手数料は約10,000円程度です。

 

シーシャバーを開業する際の注意点として、シーシャは火を使用するため、火災の危険性が高いです。そのため、シーシャバーを開業する際は、消防法に基づく防火対象物使用許可を取得し、消防設備を設置するなどの防火対策を講じることが大切です。

 

防火管理者選任届出

同時に、シーシャバーを開業する場合、防火管理者選任届が必要です。防火管理者選任届とは、消防法に基づいて、防火管理者を定めたことを消防署へ届け出るものです。

 

防火管理者選任届を提出するためには、次の手続きが必要です。

 

・防火管理者選任届を作成します。

・防火管理者選任届を消防署に提出します。

・消防署による審査を受ける。

・審査に合格すれば、防火管理者選任届が受理されます。

 

防火管理者選任届の提出期限は、バーの開業日から30日以内です。届出申請に必要な費用は、申請する自治体によって異なりますが、手数料は約5,000円です。

 

シーシャバーを開業する際には、この防火管理者選任届の必要性についてと、防火対象物使用許可の必要性についても十分に確認しておくことが大切です。

 

たばこ税法に基づくたばこ販売業許可

シーシャバーを開業する際は、たばこ税法に基づくたばこ販売業許可が必要です。たばこ販売業許可とは、たばこ税法に基づいて、たばこを販売するために必要な許可です。

 

たばこ販売業許可を取得するためには、次の手続きが必要です。

 

・たばこ販売業許可申請書を作成します。

・たばこ販売業許可申請書を所轄の税務署に提出します。

・税務署による審査を受ける。

・審査に合格すれば、たばこ販売業許可が交付されます。

 

たばこ販売業許可の提出期限は、シーシャバーの開業日から30日以内です。たばこ税法に基づくたばこ販売業許可申請手数料は約10,000円です。

 

シーシャバーを開業する際の注意点として、シーシャはタバコに含まれるニコチンを吸引する行為であるため、20歳未満の未成年者には販売できません。また、シーシャの販売はたばこ税の対象となるため、たばこ税を納付する必要があります。

 

ただシーシャバーは、たばこ販売業者ではなく、飲食店であるため、たばこ出張販売許可は必要ありません。そのため、シーシャバーではたばこ税法に基づくたばこ販売業許可が必要になるという訳です。※たばこ出張販売許可とは、たばこ販売業者が、自社の店舗以外の場所でたばこを販売するために必要な許可です。

 

開業の許可が出ない理由や事例

 

以上がシーシャバーを開業する為に必要な資格や許可一覧でしたが、これらの許可が必ず頂けるとは限りません。シーシャバー開業の許可が出ない理由は、いくつかありますので、簡単に以下にまとめます。

 

・物件の立地が不適切である(住宅街や学校の近くなど)

・防火設備が不十分である

・従業員の資格が不十分である

・営業時間帯が不適切である

・客層が不適切である

・その他、風紀や治安上問題があると判断された場合

 

シーシャバー開業の許可が出なかった事例としては、以下のような事例があります。

 

・近隣住民からの反対により、許可が下りなかった。

・防火設備が不十分の為、消防署から許可が下りなかった。

・不良客が集まると言われ、風紀上問題があると判断され許可が下りなかった。

 

シーシャバー開業を検討している場合は、これらの理由に該当していないか確認するようにしてください。シーシャバー開業を検討している場合は、これらの事例を参考に、物件の立地や防火対策等、万全の準備をするようにしましょう。

 

 

まとめ

シーシャの需要が高まっている昨今、シーシャバーの開業は注目を集めています。しかし、シーシャバーを開業するには、さまざまな手続きや許可が必要であり、開業費用も高額になる場合があります。その為、シーシャバーの開業はリスクが伴う事業である事は間違いありません。しかし、十分な調査と準備をすることで、成功の可能性を高めることができます。シーシャバー開業を検討している方は、上記で説明した内容やポイントを参考に、成功するビジネスプランを立てましょう。