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トリミングサロンの開業方法と必要な資格まとめ|トリマーとして開業するための3つのポイントと事前知識

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トリマーは、犬や猫などのペットの毛を刈ったり、爪を切ったり、シャンプーしたりする仕事です。ペット業界は年々成長しており、トリマーの需要も高まっています。そのため、トリミングサロンの開業は、将来性のあるビジネスと言えるでしょう。

 

 

しかし、トリミングサロンの開業は決して簡単なことではありません。開業には、資金力や技術力、経営力など、さまざまな要素が必要です。また、競合他社との差別化も重要です。そこで今回は、トリミングサロンの開業で成功するためのポイントをいくつかご紹介したいと思います。

 

トリミングサロンの開業は、決して簡単なことではありませんが、成功すればやりがいのある仕事です。この記事でを参考にトリマーとして成功を目指しましょう。それでは、さっそく見て行きましょう。

 

トリミングサロンとは

 

トリミングサロンは、犬や猫の毛を切ったり、爪を切ったり、耳掃除や爪切りなどのケアを行うサロンです。中には、ペットのしつけなどのサービスを提供しているサロンもあります。そういった事を行うのが、トリマーと呼ばれる職業の方々です。

 

ペットの健康と美容を保つために、こういったサービスを定期的に利用する飼い主は多く存在しており、需要という点においては高いサービスとなります。

 

またトリミングサロンの需要は今後も高まっていくと考えられます。ペットブームは今後も続くと考えられるほか、トリミングサロン全体のサービスの質が向上していることも需要の高まりにつながっています。

 

トリミングサロンを開業する際には、需要の高い場所で開業することが重要で、サービスの質を高めることで多くのお客様に利用してもらえるようになります。

 

 

トリミングサロンを開業するには

まずトリミングサロンの開業方法は、大きく分けて2つあります。1つは、既存のトリミングサロンのフランチャイズに加盟する方法です。もう1つは、独立してトリミングサロンを開業する方法です。

 

フランチャイズに加盟するメリットは、初期費用やノウハウが安く済むことです。また、フランチャイズ本部から経営やマーケティングのサポートを受けることができます。しかし、フランチャイズ本部にロイヤリティを支払う必要があります。

 

独立してトリミングサロンを開業するメリットは、自由度が高いことです。自分の好きなように経営方針を決めることができます。しかし、初期費用やノウハウが高額になる可能性があります。

 

また、経営やマーケティングのサポートを受けることができません。トリミングサロンの開業方法は、自分の資金力や経営能力、そして希望する自由度によって選択する必要があります。今回の記事はこの「独立」をサポートする目的ですので、以下から詳しく説明していきたいと思います。

 

 

トリミングサロン開業に必要な登録

 

まずトリミングサロンを開業するには、動物取扱業登録が必要です。動物取扱業登録とは、動物の愛護及び管理に関する法律に基づいて、動物の取扱いを行う事業者に対して行う登録です。

 

動物取扱業登録を行うためには、以下の手順が必要です。

 

1.申請書を提出する

2.審査を受ける

3.登録を受ける

 

申請書は、都道府県または市町村の動物愛護管理行政担当部署に提出します。申請書には、事業者の氏名、住所、連絡先、事業内容、設備の概要、従業員の氏名、資格等の事項を記載する必要があります。申請書の審査は、都道府県または市町村の動物愛護管理行政担当部署が行います。

 

審査の結果、申請書に不備がなければ、登録証が交付されます。(動物取扱業登録の有効期間は、2年です。有効期間が満了する前に、更新手続きを行う必要があります)まずはこの動物取扱業登録を忘れずに行うようにしましょう。

 

※またトリミングサロンを開業する際には、税務署に開業届を提出する必要があります。開業届は、開業してから1ヶ月以内に提出する必要があります。開業届は、税務署のウェブサイトからダウンロードすることができます。

 

トリミングサロン開業に必要な資格

トリミングサロンを開業する際に必要な資格は、都道府県や市町村によって異なりますが、一般的には以下の資格が必要です。

 

動物愛護管理法に基づく動物取扱責任者

動物取扱責任者とは、動物の愛護及び管理に関する法律に基づいて、動物の取扱いを行う事業者に必要な資格です。動物取扱責任者になるためには、都道府県または市町村の動物愛護管理行政担当部署で講習を受け、試験に合格する必要があります。

 

動物取扱責任者は、動物取扱業(ペットショップ、ペットホテル、ペットシッターなど)を営むために必要な資格の一つです。ちなみに動物取扱責任者になるには、以下の手順を踏む必要があります。

 

1.動物取扱責任者の資格を満たすために、いずれかの方法で動物に関する知識や技術を習得します。方法は次の通りです。

 

・営もうとする動物取扱業の種別と同じ種別で半年以上の実務経験があること。

・動物に関する専門学校や教育機関を卒業していること。

・公平性と専門性を持った団体が行う客観的な試験に合格していること。

 

2.動物取扱責任者の講習会に参加します。講習会は年に3時間以上の内容で、動物の愛護や管理に関する法律や基礎知識などを学びます。講習会は各都道府県や政令市が主催する場合や、民間団体が主催する場合があります。詳細はお住まいの地域の自治体にお問い合わせください。

 

3.動物取扱業の登録申請を行います。登録申請は開業する事業所の所在地によって、都道府県知事や政令市長に行います。申請には以下の書類が必要です。

 

・動物取扱業登録申請書

・動物取扱責任者選任届出書

・動物取扱責任者の資格証明書(実務経験証明書、卒業証明書、試験合格証明書など)

・事業所の施設図面

・登録料(金額は自治体によって異なります)

 

4.登録申請が受理されると、登録証が交付されます。登録証は事業所に掲示する必要があります。また、登録証には有効期限がありますので、更新手続きを忘れないようにしましょう。

 

登録証が交付されたら、営業を開始できます。動物取扱責任者として、動物の愛護や管理に関する法律や規則を遵守し、動物たちに適切なケアを提供しましょう。

 

ペット美容師の資格

 

ペット美容師の資格とは、ペットの毛を切ったり、爪を切ったり、耳掃除や爪切りなどのケアを行うための資格です。ペット美容師の資格は、民間団体によって認定されており、資格の取得方法は団体によって異なります。ペット美容師の資格を扱っている団体はたくさんありますが、その中でも有名な団体は以下のとおりです。

 

・一般社団法人全国動物専門学校協会 (AAV)

・一般社団法人日本ペット美容師協会 (JPA)

・一般社団法人日本ペットグルーマー協会 (JPBA)

 

これらの団体では、ペット美容師の資格試験を実施しています。資格試験の内容は団体によって異なりますが、一般的には、ペットの毛のカットや爪切り、耳掃除などの技術、衛生管理、動物愛護に関する知識などが学べます。

 

ペット美容師の資格を取得することで、トリミングサロンを開業する際に有利になります。また、資格を取得することで、自身を持ってペットの健康と美容をより専門的に行うことができます。

 

開業に必要な設備と資金

 

トリミングサロンを開業する際には設備が必要になります。例えば、トリミング台、ドライヤー、バリカン、爪切り、耳掃除セットなどの機器が必要です。これらの設備は、トリミングサロンでペットの毛を切ったり、爪を切ったり、耳掃除や爪切りなどのケアを行うために必要なものです。

 

その他にも物件取得費や人件費、トリミングサロンで使用するシャンプー、リンスなどの消耗品代、広告宣伝費が必要になります。これらの事から、トリミングサロンを開業するには、一般的に300万~の資金が必要だと言われています。

 

とは言っても、トリミングサロンの規模や立地によっては、年収1,000万円以上も稼ぐことが可能だと言われています。トリミングサロンを開業して成功すれば、安定した収入を得ることができます。トリマーの平均的な給料は、20万円~30万円程度です。トリミングサロンを開業すれば、トリマーの平均的な給料よりも高い給料をもらい、自由な経営が可能になるのです。

 

成功するための3つのポイント

トリミングサロンの開業で成功するための3つのポイントをご紹介します。これらはどのビジネスにも言えることですが、トリミングサロンの開業で成功する為には、主に、技術力、経営力、差別化の3つが重要な要素になります。以下で詳しくご説明いたします。

 

技術力を身につける

トリミングサロンの開業で成功するためには、まず、技術力を身につけることが大切です。技術力があれば、お客様に満足してもらえるサービスを提供することができます。技術力を身につけるためには、トリミングスクールに通ったり、経験豊富なトリマーから指導を受けたりすると良いでしょう。

 

ペットの飼い主は、ペットの毛の長さやカットのスタイル、トリミングの頻度など、様々なニーズを持っています。トリミングサロンでは、ペットの飼い主のニーズを把握し、それに応えるサービスを提供する必要があります。(具体的例:犬や猫の毛質や性格を理解し、その個体に合ったカットやトリミングができる技術力が必要です)

 

経営力を身につける

トリミングサロンの開業で成功するためには、経営力も必要です。経営力があれば、トリミングサロンを効率的に運営し、利益を上げることができます。経営力を身につけるためには、ビジネス書を読んだり、セミナーに参加したりすると良いでしょう。またトリミングサロンを開業した後も、集客戦略を立てることが重要です。

 

トリミングサロンの集客方法は、チラシやポスターの配布、インターネット広告、口コミなど、様々な方法があります。トリミングサロンの集客戦略は、トリミングサロンの立地やターゲット層によって異なります。(具体的例:トリミングサロンの宣伝・運営に必要な資金計画やマーケティング、人材管理などの経営力を身につける必要があります)

 

差別化を図る

トリミングサロンの開業で成功するためには、競合他社との差別化も重要です。差別化を図るには、独自のサービスの提供や、価格設定など、さまざまな方法があります。差別化を図ることで、お客様に選ばれやすくなり、成功の可能性が高まります。(具体的例:競合他社との差別化を図るために、独自のサービスや内装、価格設定などを考えましょう)

 

トリミングサロンを開業する際の注意点

 

トリミングサロンを開業する際には、当たり前ですが、ペットの健康と安全に配慮する必要があり、設備はペットの健康に害を及ぼさないように、清潔に保つ必要があります。また、トリミングサロンで働く従業員は、ペットの扱い方を熟知し、ペットの健康と安全に配慮する必要があります。さらには万が一の為に、保険に加入する事も考えておきましょう。

 

ちなみに、トリミングサロン用にも賠償責任保険などがあります。トリミングサロンでペットにケガをさせた場合や、ペットが物に損害を与えた場合に、損害賠償金を支払うための保険です。他にも動物総合保険などがありますので、ペットの病気や事故に関して事前に備える事も忘れずに行いましょう。

 

 

まとめ

トリミングサロンの経営のやりがいは、ペットと飼い主の笑顔をみられることです。トリミングを終えたペットがきれいになって、飼い主が喜んでくれるのは、トリマーにとって大きなやりがいです。また、トリミングサロンを経営することで、自分の好きなことで生計を立てることができるというメリットもあります。ペットが好きな人、トリミングの仕事にやりがいを感じている人には、トリミングサロンの経営はおすすめの職業です。

 

ただトリミングサロンの経営は、やりがいのある仕事ですが、リスクやデメリットも多くある事を忘れずに。資金計画やトラブル想定は徹底に行い、開業前には必ずこれらのデメリットをよく理解し、覚悟を持って経営に臨むようにしましょう。