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パソコン修理業者がボロ儲けできる理由|パソコン修理業者として独立開業する方法まとめ

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トラブルが多いと言われるパソコン修理業は儲かるのか?修理するだけではなく、販売などを合わせている会社が多い中、パソコンの修理一本で収益を上げるにはどのような手法を取っているか?

 

 

今回は、そんなパソコン修理を専門としている会社がどのようにして収益を上げているか、業界の裏話を交えてご紹介致したいと思います。それでは、見ていきましょう。

 

パソコン修理業界とは

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パソコンは現代社会に欠かせないツールですが、故障やトラブルに見舞われることも少なくありません。そんなときに頼りになるのが、パソコン修理業者です。パソコン修理業者は、パソコンのハードウェアやソフトウェアの不具合を診断し、修理やデータ復旧などのサービスを提供します。パソコン修理業者は、個人や法人のお客様からの依頼を受けて、店舗や出張で対応します。

 

パソコン修理業界は、委託によりパソコンを修理することで収益を得ることが出来る会社です。修理個所を増やせば増やすほど収益を得ることが出来るのが最大の特徴で、多くの修理会社は、故障個所を意図的に増やすことで収益を出します。

 

部品代に関してはものすごく原価が安い上交換だけで済む作業ですので、収益はとても高く、様々な修理を委託により行いますので、部品さえ確保することが出来ればどのような会社のパソコンですら修理することが可能です。

 

ちなみに、必ずしも新品の部品を取り寄せる必要はありません。つまり、パソコンの内部構造の知識がある程度あれば誰でも参入できる業界という事になります。

 

 

パソコン修理業界の利益の出し方

前述した通り、パソコン修理で収益を出すにはとにかく修理個所を増やすことです。例えば、ノートパソコンの修理は絶好のカモです。

 

まずバッテリーが壊れていることにするとバッテリー代を請求することが可能で、おおよそ1万円の収益を得ることが可能です。ちなみにこの交換バッテリーですが、リサイクルされたバッテリーを再利用するので原価は1000円程度で入手可能です。

 

※リサイクルバッテリーとは、壊れたバッテリーを取り出して詰め替えたもので、修理業を営む会社に良く出回る格安バッテリーです。側が綺麗になっているため新品と同じで性能も同じなんですが、リサイクルバッテリーの欠点については、希にですが、早期に故障することが多く品質については正規バッテリーよりも低いという点です。つまり正規バッテリーに偽造したバッテリーであるため正規品と比較すると弱いのです。

 

他にも、基盤を交換するという手法は利益が多く出ます。パーツを交換しないでハンダ付けして修理した場合においては、原価を考えると100円程度の修理でおおよそ技術台として2万円近い請求をすることが可能なのです。交換していないにもかかわらず交換したと言えば利益が出るのです。

 

その為、修理ショップは基盤を丸ごと交換するなどと言うことはまず行わないです。基盤すべてを交換するのは最後の手段でして、万が一すべての基盤を交換する場合においても、中古品を使用することで収益を得ます。

 

詐欺ではないかと思われるでしょうが、実際収益を大きく上げるには、交換する作業をあえてせず、部品を修理したり付け替える方が収益が出るため、自分の収益を考えた場合交換せずに修理するのです。

 

パソコン修理専門店の給料事情

かなり悪どいと思われるかもしれませんが、これには修理ショップの給料事情が関わってきます。実は、交換ばかりして正規の修理をしている社員は給料が減ります。逆に、パーツを交換しないで修理だけで済むような作業をしている方はお給料がアップするという仕組みであるため、故障している箇所だけをピンポイントに探り当て、修理することが出来る人物はかなりお給料が良いです。

 

すべて交換するとなると部品が大幅になくなるため、そうした修理を行う人材は修理会社では求められておらず、部品をけちって修理することが出来る人間ほど優秀であるとみなしお給料もよいのです。

 

故障部品の入手法に関する裏話

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パソコン部品の入手法に関する裏話ですが、多くはジャンク商品の部品を取り外した物を再利用しています。中古品の部品の入手も同じで、リサイクルショップや中国などの海外から中古部品が大量に流れ込んできます。

 

修理した商品はすべて新品の部品と置き換わっていると思われるでしょうが、そのようなことは無く、ほとんどが中古品だったり、代用品で修理を行っています。

 

代用品と言うのは似たような部品のことを意味します。例えばパソコンのデスクトップのリセットボタン、電源ボタン、または、DVDとかブルーレイドライブの取り出しボタンなどの感触が依然と違うと感じたことは無いでしょうか。あれは実は、修理する上でオリジナルの部品を使用せず、ものすごく原価が安い中国のよく分らない部品を使用して修理をしているのです。

 

オリジナルのボタンであれば180円だったと仮定した場合、中国製であれば原価30円程度になり格安です。そこまで原価を絞り収益を上げるのがこのパソコン修理業界になります。

 

パソコン修理業界の現状と今後

ただ、最近はこの手法を用いても修理自体の件数がだんだんと減ってきています。その理由は単純で、修理部品がインターネットで販売され始め、修理技能を持つ方々が多く出はじめたのです。

 

何故修理技能を持つ方々が溢れたかですが、これも単純です。パソコン修理専門店はプロの方を招き入れ素人を育てますが、問題は修理技能を身に付けたものが会社を辞め、その後独立して修理で生計を建てる者が多くなったのです。

 

つまり、格安で修理を引き受ける人物となって会社に立ちふさがるようになった人物が増えたのです。今後パソコン修理業界がどうなるかはわかりませんが、ただ、現状それでも業界自体の収益は十分得ていると感じます。

 

ちなみに、独立した方でもおおよそですがパソコン修理で2万円強の収益は一つのパソコンで得ることは可能であると言えます。要はどれだけ故障個所が多いとするか収益が変わりますので、ある程度の知識があれば独立しても十分収益を得ることが可能です。

 

パソコン修理業者として独立開業する方法

具体的にパソコン修理業を始めるには、まずは、パソコン修理業をどのような形態で経営するかを決める必要があります。経営形態には、フランチャイズ加盟と個人事業主があります。

 

フランチャイズ加盟とは、既存のパソコン修理チェーンに加盟して、そのブランド名やノウハウを利用して経営することです。フランチャイズ加盟のメリットは、開業資金や集客力が低くても、本部からのサポートや研修を受けられることです。デメリットは、開業費用やロイヤリティが高くなることや、本部の方針に従わなければならないことです。

 

個人事業主とは、自分で独立してパソコン修理業を始めることです。個人事業主のメリットは、自由に経営方針やサービス内容を決められることや、ロイヤリティを払わなくて済むことです。デメリットは、開業資金や集客力が高くなることや、自分で仕入れや研修などを行わなければならないことです。

 

次に、パソコン修理業を行うために必要な申請や免許を取得する必要があります。とは言っても、必ず必要なものはありません。修理する際、取得しておくとスキルや知識を証明できるものとしては以下の二つです。

 

・電気工事士

・パソコン修理技能士

 

電気工事士とは、電気工事を行う人のことです。パソコン修理業者も、電気工事を行う場合は、この資格が必要になります。電気工事士の資格は、国家試験に合格することで得られます。

 

パソコン修理技能士とは、パソコン修理の技能を認定する国家資格です。パソコン修理業者も、この資格を持っていると信頼性が高まります。パソコン修理技能士の資格は、実技試験と筆記試験に合格することで得られます。

 

パソコン修理業で働いてわかったこと

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パソコン修理業で働いていて分かったことですが、原価を知り修理技能を身に付けてしまうと本当に会社に仕える必要性が無いと感じるようになります。要はお客さんさえ確保できれば十分食べていくことが可能で、メーカー修理よりも安い金額で修理を受け持てばお客さんは寄り付きますし、部品さえ確保することが出来ればどうとでもなりますので独立も容易です。

 

ただ、やはり個人でパソコン修理業を立ち上げている方は、修理後の苦情において苦労をしているという声を多く聞きます。この苦情に対応することが出来るかが独立できるかできないかであると私は働いていて分かりました。

 

会社に雇われている場合においては苦情は修理をする側には回ってきませんが、独立するとすべて自分が背負う羽目になり、会社で働いていた方がよかったと思えるようになるのです。

 

 

まとめ

いかがでしょう。これがパソコンの修理を扱い委託された会社の実態です。収益は主に修理で得ますが、如何に少ない部品で修理をすることが出来るかが問われ、どの程度部品を交換したかのチェックを付けることで優秀であるかを把握するのです。

 

つまり、チェック項目でたくさんの部品を交換した場合、収益にならない為ボーナスが出ないのです。逆にせこく部品を中古などで代用したりすると収益になる為チェックボックスにそれを記載するとボーナス対象となるのです。

 

私の場合、パソコン修理業で働くのを辞めたのは、だんだんと馬鹿らしくなっていた点とどんなに、材料費を抑えてもそれほどお給料が増えない事と昇進が無い点で辞めました。技術職であると言えば聞こえは良いのですが、昇進すらない上材料をけちることを良しとするような会社だったのでとてもじゃないですが段々とやりがいを失い辞めたのです。最後になりますが、クレーム対応やコミュニケーションに長けている方には絶対「独立」をおススメ致します。