裏話どっとこむ

裏話どっとこむでは、仕事に関する知識や経験談などを多数掲載しております。意外と知らないあの職業の裏側や給料事情。口コミサイトや求人票には載っていない「社員のリアルな口コミ情報」などを掲載致しております。 また本当に稼げる副業情報や独立開業に向けた有益情報なども掲載致しておりますので是非参考にしてみて下さい。

裏話どっとこむ

MENU

マクドナルドのアルバイト事情と儲けのカラクリ|マクドナルドの裏話と経営戦略まとめ

スポンサーリンク

f:id:ak6ark:20211101204859j:plain

 

マクドナルドやロッテリアを利用したことがない。という方はいないんじゃないでしょうか? 好立地な場所にあり、ほぼ年中無休で営業していてとても便利ですよね。さらに、万人に好まれる味付けは一度食べたらリピート確実です。

 

ただ、そんな人気店ともなると、やはり様々な都市伝説が付いて回るのも事実です。

 

 

今回は、そんな人気ファーストフード店の王者でもあるマクドナルドの都市伝説をいくつかご紹介したいと思います。実際にアルバイトをしていた私の体験談を交えてご紹介致しますので、今後アルバイト等を検討されている場合は是非ご参考にどうぞ。では、見ていきましょう。

 

マクドナルドとは

マクドナルドは、世界中に展開するハンバーガーチェーンですが、その経営戦略や利益の出し方はどのようなものでしょうか?まず、経営戦略について見てみましょう。

 

マクドナルドは、ハンバーガービジネスで培った資産を有効活用し、低コストを実現して競争に勝つことを目指しています。例えば、フランチャイズシステムを採用することで、店舗の運営や管理を他の業者に任せることができます。

 

また、食材の調達や加工も一括して行うことで、コスト効率を高めることができます。さらに、ブランディングやデリバリー事業などで顧客や従業員の支持を得ることも重視しています。これらのことで、マクドナルドは自分たちの強みを生かしながら、市場における優位性を保っています。

 

しかし、マクドナルドはコスト・リーダーシップ戦略だけではなく、強者戦略や差別化戦略も複合的に展開しています。コスト・リーダーシップ戦略とは、価格を低く設定して競争相手よりも多くの顧客を獲得する戦略です。強者戦略とは、自分たちの強みをさらに伸ばして競争相手との差別化を図る戦略です。差別化戦略とは、自分たちの商品やサービスに独自性や付加価値を与えて競争相手との差別化を図る戦略です。

 

マクドナルドは、これらの戦略を組み合わせて、市場の変化や顧客のニーズに常に応えているというわけです。

 

 

マクドナルドのアルバイト事情

f:id:ak6ark:20211101204958j:plain

※画像引用元はコチラ

 

マクドナルドがアルバイトを採用する時は、高校生は時給いくら、大学生・一般は時給いくらという形で、時給は年齢によって決まります。これは店舗によってですが、カウンターかキッチンかの希望を聞かれることはなく、女子はカウンター、男子はキッチンと自動的に決まっていました。

 

※私は人見知りなこともあり、キッチン希望だったのですが、女子であるというだけでカウンター担当となりました。

 

アルバイトの採用基準は履歴書と面接ですが、実際は動機や人柄より、どれだけシフトに入れるかが最重視されます。

 

そもそもファーストフード店のアルバイトの志望動機なんて、あってないようなものです。当時大学生だった私は、土日にどれだけ入れるかを何回も確認されました。地元のお店だったこともあり、土日のシフトに入れる、夜間のシフトも入れるという点が決め手となったようで、無事に採用となりました。

 

次に行われたのが、制服の採寸合わせと分厚いマニュアルを渡されることでした。A4サイズでちょっとした冊子、というレベルではない本当に分厚いマニュアルが渡されます。中を読んでみると、制服の着方。といった身だしなみのマニュアルに始まり、手の洗い方などの衛生に関する事項、カウンターでの接客の流れ、困ったときはどうするかなど、事細かに書いてありました。

 

まずはそれを最初の勤務までに熟読してくるように言われます。

 

シフトは固定ではなく、2週間ごとに希望を出し店長またはマネージャーが調整します。これはアルバイトにとってありがたいシステムです。旅行など決まった日に入れないこともたまにはありますからね。

 

ただシフトの調整は毎回かなり苦労していたようで、「この日早い時間から入れない?」「連勤続いて悪いけど、この日も入れない?」と言われることもしばしばでした。もちろん無理な日は無理と言って構わないのですが、早い時間から入って欲しいという頼みは断りにくく、困りました。

 

というのも私は朝が弱いこともあって朝メニューを扱う時間帯には基本的に入っていなかったのです。ご存じの通り、朝とランチはメニューが異なり、レジの打ち方も違うのでこのお願いは本当に困りました。なんとか理由をつけて断っていましたが…

 

マクドナルドの利益の出し方

f:id:ak6ark:20211101205927j:plain

 

皆さんの中にも気が付いていらっしゃる方がいるかもしれませんが、マクドナルドの食べ物の原価はとても安いです。特に顕著なのがドリンクです。一番大きなサイズでも10円もしません。

 

売値は単品で一番小さいサイズで100円です。すでに90円以上の利益。店内で飲食する場合は、場所代と割り切ることもできるかもしれませんが、持ち帰るならコンビニで買った方が安いしたくさん飲めて絶対におすすめです。

 

また、ハンバーガーなどのファーストフードそのものの材料代はポテトやバーガーにしても、販売価格の三分の一もかかっていません。これらを合わせたのが「セット」ですが、セットについて疑問符が浮かんだ方も多いのではないでしょうか。

 

ハンバーガーとポテト単品で頼むと、ドリンクのついているセット価格より高くなってしまうという事実。このシステムを考えたひとは本当に頭いいなと思います。これにより実際に皆さんが注文されるのはセットだと思います。

 

つまり、一度立ち寄れば必要のないポテトやドリンクを一緒に買わされているのです。結果、マクドナルドは、ハンバーガーの価格を抑えつつ、利益率の高いサイドメニューやドリンクをセット販売することで、顧客単価を上げることに成功しているのです。

 

経費と言えば、家賃、設備、人件費くらいです。※そのお店が本社直営店(ほとんどないですが)かフランチャイズ店(個人事業主が大手ファーストフード店のノウハウやメニューその他権利を借りて運営している)によって変わります。

 

また、マクドナルドは期間限定メニューやキャンペーン、コラボレーションなどで話題性を高めることも利益に貢献しています。例えば、季節や地域に合わせたメニューや人気キャラクターとのコラボレーションなどは、顧客の興味や好奇心を引きます。また、SNSなどで拡散されることでブランド力の向上につながります。これらのことで、マクドナルドは顧客のリピートや新規獲得を促進しています。

 

マクドナルドのあの都市伝説は本当か?

よく聞くのは「ハンバーガーには牛肉ではなく、みみずが使われている」でしょうか。もちろんそんなことはありません。ただ、実際にお店に納入されてくるときは焼くだけの状態なので、原材料までは正直わからないですが、あれだけの大手起業でそんなことをしていたら社会的大問題でしょう。

 

また、よく聞くのは「ポテトの使い回しをしている」でしょうか。これもあり得ません。チェーン店のファーストフード店は気を使い過ぎなんじゃない?だからフードロスって問題があるんじゃない?と働いていて思う程、食品の衛生管理には徹底して取り組んでいます。

 

ポテトは揚げてから一定の時間が経ったら迷わず廃棄です。ちなみに廃棄された食材を従業員が食べることは固く禁止されています。他の飲食店やコンビニだとそういうこともあるみたいですが、ファーストフード店はおそらく一律して廃棄食材を従業員が食べる・持ち帰るといったことは完全NGです。

 

作り間違えてしまった場合も迷わず廃棄です。サラダやパック飲料も賞味期限ぎりぎりのものをお客様にお出しするわけにはいかないので、廃棄します。私は大きなごみ袋にいれなから、もったいないなぁ、まだ食べれるのに……とよく思っていました。

 

マクドナルドで働いてわかったこと

一言で言うと、「アルバイトの犠牲がマクドナルドを支えている」です。ちょっと大げさかもしれませんが、これは本当です。基本的にフランチャイズ店の場合は1店舗につき社員はひとりしか配属されていません。社員の仕事は、仕事をアルバイトの幹部に振ることのみです。

 

私の働いていた店舗には、わかりやすいランクアップ制度があり、まず個人にチェックリストが配られます。そのチェックリストをすべて埋めれば上のランクに昇格できるというものです。昇格すれば若干ですが、時給もあがります。

 

しかし時給以上にあがるのが、責任です。通常のアルバイトとしての業務の他に、食材の発注やシフトの調整などの業務も加わります。時給のあがった額には見合わない責任が伴い、また時間もかかるのでタイムカードを切った後に管理業務をしている学生バイトをよく見かけました。たった数十円の昇給でそこまでしたくないといって、昇格するのを拒んでいたアルバイトもいたほどです。

 

また閉店後の清掃時間は1時間と決まられていましたが、本社作成の清掃マニュアル通りやると到底1時間では終わりません。

 

フロア一人、カウンター内一人で行っていたのですが、初めてやったときは2時間近くかかりました。慣れてからも1時間30分くらいはかかります。もちろん1時間を過ぎた分は時給が出ないサービス残業となります。(もちろん清掃手順を省いたりはしていないので、安心してマクドナルドをご利用ください)

 

 

まとめ

とっても便利で美味しいマクドナルド。でもその陰にはバイトの苦労がありました。これからも利用することはあると思いますが、バイトさんたちが気持ちよく働けるお客さんでいたいものです。※ちなみに、私は「なんだか時給に見合わないなぁ」と思い、アルバイトを辞めました。