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初心者と高齢者をカモにする証券会社の仕組み|営業マンの一日の仕事内容と年収給料事情を公開

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投資信託や株式などの金融商品を扱う証券会社の営業マン。といえば高給で羽振りがいいイメージですが、実際、証券会社の営業マンはどういった事を行っているのでしょうか?

 

また、本当に証券会社の営業マンは儲かっているのでしょうか?そもそも証券会社は儲かっているのでしょうか?

 

 

今回は、そんな証券会社の全てをご紹介したいと思います。証券会社の儲けのカラクリから営業マンの給料事情まで、すべてをご紹介致します。

 

それでは、さっそく見て行きましょう。※本記事は「金融商品」という言葉で商品の詳細を濁させて頂いております。予めご了承ください。

 

ネット証券と対面証券

証券会社というのは、大きく分けてネット証券と対面証券の二つに分かれます。まず、ネット証券とは、簡単に言うとスマホやパソコンで好きな金融商品の売買を自身できるサービスの事です。

 

ネット証券の最大のメリットは、好きなときに好きな商品を自分で売買できるという点です。

 

ただ実はこれが最大のデメリットでもあります。ネット証券では金融商品全般を取り扱っており、ほとんど全ての金融商品がネット証券で売買できるのですが、スマホ一つで売り買いが簡単にでき過ぎてしまうので、知識もなくリスクを知らずに売買をしてしまう方が後を絶ちません。大損した…なんてことも十分ありうることです。

 

変わって、対面証券とは、簡単に言うと証券会社の営業マンが商品を選定してくれるサービスです。(証券会社を通して自身が買いたい商品の売買も可能です)対面証券会社のメリットとしては、どういった商品が購入したいのかを営業担当に話すと、何がいいか商品をすべて並べてくれるという点です。

 

つまり、すべて自分で調べて選択する必要がないのです。専門知識がなくても証券外務員1種2種という資格を保有している社員が知識を持っていますので、完全にお任せします!といえば放っておくことも可能です。

 

デメリットとしては、営業担当のことを信頼しすぎると、すべて営業がそのとき必要なノルマの商品(捌かないといけない商品)を保有してしまうリスクがあるということです。

 

高齢者をカモにする証券会社の仕組み

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これは、ひとえに今の社会の構造のおかげです。高齢者が多く、高齢者の層に完全に頼り切っているのです。高齢者=カモとされてしまうことが多いという悲しい実情です。

 

何も知らずに店頭に来て、リスクを認識しないまま営業社員に手数料が高い商品(=リスクすごく高)をすすめられてなんだかわからないけどお金が増えるんだったら買おうかなあ、と購入されてしまうので証券業界は儲かるのです。つまり、対面証券方式による利益が大きいという事です。

 

対面証券方式で高齢者に手数料の高い商品をすすめ、契約することで儲かる仕組みが証券会社には根強く残ってしまっているのです。手数料が高い商品は、基本的にハイリスクハイリターンで契約者が儲かるかはギャンブルです。

 

もちろん儲かる可能性もありますが、契約者がこのような金融商品を保有していて喜んでいる顔を見たことはこれまで残念ながら0です。

 

証券会社の営業マンはなぜ給料や年収が高いのか?

証券会社は先ほどお伝えしたように、主な利益は高齢者によって生まれています。それゆえに証券会社の社員は1年目から給料がすごくいいです。具体的な数字は避けますが、海外旅行やブランド品など買い放題といっても過言ではありません。

 

ただしかし、給料以上に厳しいのがノルマです。まさに売るまで帰れません。ノルマなんてちょっと残っていてもまあ許してくれるでしょ?と思うかもしれませんが、証券会社のノルマはマストです。売り切るまで電話の受話器を置くことは許されません。現場のボスは、売り切るまで発狂し続けています。

 

売るまで帰れないのはもちろんですが、サボる人がいるとゴミ箱等が飛んできたり四季報が飛んできたりします。時には壁を殴ることもありました。

 

証券会社に興味があって入ろうとしている方がいたら全力で止めて下さい。精神が崩壊していく人を何人も見ました…。これが、証券会社の離職率が高い所以です。

 

証券マンの一日のスケジュールと仕事内容

証券会社は朝がびっくりするほど早いです。実際の勤務時間は8:00~というのが通常ですが、実際は朝6時から出勤。そこからひたすら雑用、新聞の読み込みからスタートします。

 

では、簡単に証券会社の営業社員の1日をご紹介致します。

 

6:00 :出勤 ひたすら新聞の読み込み

7:30 :役職会議。平社員はつかの間の自由

8:00 :支社全体会議

8:00 :高齢者へ電話開始

12:00 お昼

13:00 高齢者へ外営業

16:00 支社に戻って説教

16:30 もう一度外営業

18:00 支社に戻る。夜の電話営業開始

21:00 終了、帰宅

 

こういったことの永遠ループが営業社員の一日の流れです。

 

証券会社で働いてわかったこと

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証券会社に勤めると「ソルジャー」と言われるのは、こういった事を心を痛めずに行っている為です。証券マンになる為には心を殺し、何をいわれてもストレスを感じないようになる必要があるということです。

 

ストレスで病気になっていく人もたくさんみました。電話で話を聞く方の耳が聞こえなくなったり、パニック障害になって電車に乗ることができなくなったり様々です。上記でも述べましたが、やはり離職率は驚くほど高いのは給料以上にストレスが高いからです。

 

しかし、10年以上証券会社の営業社員として勤務し続けることができる社員はごくまれに存在します。その人たちはどういう方々かというと、

 

【人格崩壊したロボット】もしくは【ご老人に取り入ることが上手い人】このどちらかです。まず、人格崩壊したロボットというのは、ぶら下がり社員さんのことです。1時間に何度も怒鳴られ、詰められるにもかかわらず心が折れず、なぜか働いている本当にすごい人達です。

 

後者の、ご老人に取り入ることが上手い人ですが、これは稀です。証券マンになるために生まれてきたのか?と思うほどの人達ですね。

 

証券会社の今後の役割

対面証券会社は、手数料が高い商品を高齢者に売る事によって成り立っています。この先自らで考え行動できる若者の世界になってきた場合は崩れるビジネスです。今はまだ儲かって利益を出すことができるかもしれませんが、いずれ終わります。人をだましながら無理に大きな利益を上げ続けることは永遠には続かないのです。

 

今後はやはりネット証券が軸になってくるかと思います。これからは個の時代です。それぞれが知識を付け、自らの選択で利益を上げる事が可能になるでしょう。

 

金融商品自体は素晴らしい物です。与えられた情報は平等ですので、それぞれがアンテナを張っていれば必ずチャンスは訪れるはずです。

 

まとめ

この世の中に楽をして利益をあげるというビジネスはないものですよね。これは金融商品に限らずです。本当に利益を上げる人は、死ぬほど努力をしています。また、「お金を持っているから勝ち組」なんてあぐらをかいているとすぐに足元をすくわれます。まずは、利益がたくさん出ている業界業種には裏があるのだと学びましょう。そして、大体そういった業界は大体ドブラックという事を忘れないで下さい…。