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占い師になるには霊感や資格は必要ない|本当に当たる人気占い師に出会えない理由

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占い師ってどんなイメージでしょうか。占い師と聞くと誰もがこの人は一体何者なのだろう、どういう経歴の人なのだろう?と考えますよね。

 

ただその前に、そもそも占いは本当に当たるのか?本当に当たる占い師は存在するのか?

 

 

そこで今回は、現役占い師の私が、皆様に占い師とはどんな職業なのかを正確にご紹介したいと思います。それでは、さっそく占い師の世界を見ていきましょう。

 

占い師になるには資格は必要ない

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まず、占い師になるには資格などは必要ありません。ミュージシャンや詩人、女優などと同じです。自分で今日から自分はミュージシャンです。といえば自称ミュージシャンになりますね。あれと同じです。私は今日から占い師です。と言ってしまえばあなたは今日から占い師です。

 

とはいえ、占い館などの施設で占い師として出入りする為には、ほぼ確実にオーディションがあります。占いの技術(占術)の実力のほどを見られますから、そうそうでたらめな占い師はいません。これは断言できます。皆さんどこかで、もしくは独学で占いを学んでオーディションに受かった方達です。

 

ただし、道端で机一つでお店を出している占い師は玉石混交で、鑑定歴数十年のすごい先生の場合もありますし、インチキさんの場合もあります。当たるも八卦当たらぬも八卦、です。

 

占い師になるには資格などは必要ありませんが、最近では占いを学ぶ専門のスクールが独自の資格証や終了証を出すところが多くなりました。最近はスクールを経てデビューする方も多い印象です。

 

というわけで、占い師とは何者か、という問いの答えは、資格要件は特にないが、占いをどこかで学び、占うことで対価をもらう人のことです。

 

占いの種類

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最近はテレビ番組の影響もあり、また、皆さんが日々のあらゆる状況に不安を感じることも増えてきたためか、第何次かの占いブームが来ているように感じます。

 

占い師は基本、複数の占術を身に着けています。インチキさん以外は一定のレベルを保った人が占い師として日々皆様を見させていただいています。

 

星の動きを読む(これを占星術といいますが、洋の東西を問わずこの考え方はあり、西洋占星術なら星座占いなどが有名ですし、東洋占星術なら四柱推命や算命学が有名です)タイプの占術と、オラクル系(オラクルとは神託、つまりお告げのこと。絵柄や模様、文字などから意味合いを導き出して推論する占術。タロット・ルーン・オラクルカードはここに属します)の占術をそれぞれ1つ、それに加えてあと1種ぐらい何か(九星気学・手相・筮竹・各種数秘術など)を身に着けていると、ほぼ大抵の悩みに対応できます。

 

でも、皆様が占い師に持っているイメージは、水晶玉をのぞいて“みえるみえる!”と言ったり、何も言わずに目の前に座ったら何もかもを当ててくる、といったイメージではないでしょうか。

 

もしくは、都市伝説的に“友達の友達が見てもらったんだけど、全部当たりすぎてやばくて~的な占い師のイメージでしょうか。テレビアニメのイメージも強いと思うのですが、実際にそのような人がいないわけではありません。ただ、”本物“はすごく少ないです。

 

本当に当たる人気占い師に出会えない理由

本物と書きましたが、ここでは本物の定義を、”誰もが認めるレベル”であるとします。本物の伝説は多いですが、今回は私が出会った本物さんのお話をします。それでは、どうぞ。

 

彼女は研修期間なしで私のいる館に入ってきました。まだ若い女性でしたが、彼女は生まれつき、“見ようと思って見れば、ほぼその人の考えていることやそれまでの経歴、少し先の未来がわかる”能力を持っていたと言います。その為、日常生活は苦難の連続だったそうです。

 

物心ついてからは、学校にはおろか、外にはほとんど出ていなかったと言います。何年も日に当たっていないためか、透き通るような白い肌が印象的でした。

 

彼女は成人になって一度就職したもののうまくいかず、それから紆余曲折あり、最終的にこの能力を生かせるのではないかと思って私の所属する館のオーディションを受けたら即合格だった、そうです。

 

私のいた館では、3か月は試用雇用期間なのですが、彼女にはそれはなく、いきなり即鑑定士デビューとのことだったので、きっとすごいのだろうとは思っていました。マネージャーさんも、とにかくすごいと言っていたので、ある程度想像はしていましたが、それは私の想像を絶するものでした。

 

お客さんが座るや否や、お客さんが悩みを語る前に彼女からの質問がスタートし、答えを出していきます。彼女はかなり辛いことをはっきり言う時もあったので、お客さんが怒って帰ってしまうこともありましたが、とにかく当たる、と、アッという間に評判になりました。

 

あまりにもすごいので、帰り道が一緒になった時、「ちゃんとお金払うから私のことも見てほしい」とお願いした事があります。実は、当時の私は家庭で問題を抱えていました。私の義母が認知症で、家族皆で介護を手伝っていたのです。

 

特に私の母の負担がかなり大きく、毎日母の愚痴を聞いていたのです。この事は、館のメンバーにも伝えておらず、当然彼女にも一切伝えた事はありませんでした。

 

※※※

 

歩きながらの即席鑑定が始まりました。彼女は私の上のほうを見ると、いきなり「9月半ばには解決しますよ」と言いました。それから数ヶ月が経ち、確かに、祖母は9月に亡くなりました。解決、でした。

 

今でも思い返すとぞっとしますし、連絡先をその時になぜ聞いておかなかったのだろうと後悔しました。実は、彼女は入って数週間で館から姿を消していたのです。マネージャーさんは「止めたんだけどね、引き抜かれちゃった」と、力なく言っていました。

 

彼女は、芸能人や実業家さんなど、限られた人だけを見る会員制のサロンに移籍したとのことでした。移籍金は地方の占い館とは”桁違い”だったそうです。そういうわけで、都市伝説みたいなすごい人は存在します。でもなかなか会えないと言うのはこのような事があるからです。実際、私も彼女とは数週間のお付き合いでした。

 

占い師の年収と給料事情

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これもよく聞かれる質問です。正解を先に言うと、人によりけりです。占いの場(占い師は館と呼ぶことが多いです)との契約の仕方や、館との案分の仕方にもよると思います。私個人に関して言えば、“普通のパートさん”ぐらいです。

 

メディア露出の多い占い師は、書籍や映像からの収入がありますので“儲かる”と思いますが、そこに至るまでの苦労を考えるとそれを儲かるといっていいのかどうかは私にはわかりません。

 

ただ、先述の彼女のように、特別な人を鑑定する特別な場所で勤務する場合、驚くような収入をたたき出します。一回当たりの鑑定料はまさに桁違いだといいます。これは都市伝説ではなく、実在します。ただ私たちに門戸が開かれていないだけの話です。ちなみに、お金を積んでも特別な場所に出入りする事はできません。こういった所は完全なる紹介制です。

 

まとめ

占い師はほとんどの場合、占術を身に着けた人です。占い自体には歴史があり、統計学として考えたときに、こういう傾向の人が多い、ということは断言できますのである程度は当たります。また、カウンセリングの要素ももっていますから、悩みを打ち明ければすっきりもします。

 

悩みがある、でも、同僚や家族にはなかなか話せない、という悩みの時は、ぜひ占い師にご相談ください。話すことは放つこと、というCMがありましたが、その通りです。加えて身に着けた占術で、もしかしたら悩み解決の手助けをできるかもしれません。